転職ノウハウ
新型コロナウイルスに負けずに法務転職環境を勝ち抜くための戦略とは
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1.一部企業には変化が出始めているが、積極的に採用を行っている会社も多い
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2.緊急事態宣言に負けずに転職環境を勝ち抜くために
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3.今後の法務転職環境の見通し
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2020年の法務転職環境は、どのように変化しているのでしょうか?今回は、法務業界に特化した転職エージェントから最新動向についてお話を伺いました。
1.一部企業には変化が出始めているが、積極的に採用を行っている会社も多い
多くの企業は、選考スケジュールを変更することなく採用を続行しています。面接のスタイルを対面からWeb面接に切り替えるなど、緊急事態宣言に配慮した対策を行っています。緊急事態宣言の前は、海外在住者のような特殊な人に限ってWeb面接を行っていましたが、現在は「最終面接以外は全てWeb面接」という企業がほとんどです。
法律事務所や特許事務所についても、状況は同じです。ごく一部の法律事務所が採用を中断したという動きはありますが、全体としては大きな変化はありません。法律事務所は、対面での面接を重視するところがまだまだ多く、十分対策を行った上で、通常通り面接を行っている務所が少なくないという印象です。
このため、「新型コロナウイルスが落ち着いてから転職活動をしよう」と思っていると、積極的に採用を行っている企業や法律事務所の求人を見逃すなどチャンスを逃してしまいます。また状況が落ち着いたとき、同様に考える転職希望者が急激に動き出すことでハードルが上がってしまう可能性もあります。こうした状況下でも積極的に希望先への応募を行い、さらに新しい求人を見逃さないためにも、情報収集は続けておくべきです。自宅でできる対策もたくさんあります。企業や法律事務所の研究を行うこと、応募先企業を選別すること、職務経歴をまとめること、応募書類を作成すること、面接の練習をすることです。
2.緊急事態宣言に負けずに転職環境を勝ち抜くために
次に、「目線」です。通常のパソコンは、画面の上部にカメラが内蔵されているため、画面上の面接官の目を見て話していると、目線が下がってしまいます。面接官に印象づけるためにも、自分が話すときは、画面に映る面接官ではなく上部のカメラを見るように意識しましょう。
Web面接の日時が決まったら、すぐに準備を進めましょう。インターネット環境や機材のチェックはもちろんのこと、部屋を片付けて背景をスッキリさせましょう。忘れがちなのが、光の調整です。窓を背にして座った場合、逆光で顔が真っ黒に写ります。面接の時間帯に合わせて、カーテンを開けるか閉めるか、蛍光灯を付けるか消すか、適宜調整してください。友人とWeb飲み会をする機会があれば、「自分がどのように写っているのか」を尋ねてみましょう。
Web面接の特有のデメリットとして、「熱意が伝わりにくい」という問題があります。対面のときよりも会話が淡白になりがちなので、「人柄や雰囲気がつかみにくい」という面接官の声も届いています。面接官にインパクトを残すためには、いつもより声に抑揚をつけて、エモーショナルに話すように心がけましょう。話の最後にニコっとするだけでも、印象は格段に良くなります。リアクションを大きく取るなど、感情を伝える工夫も必要です。
Web面接に不安がある人は、エージェントに相談しましょう。C&Rリーガル・エージェンシー社でも、Web面接の対策についてアドバイスを行っています。自宅が騒がしい人には、会議室を無料で貸し出しています。カメラ付きのパソコンを持っていない人には、機材も貸し出します。担当エージェントに相談していただければ、テクニカルな点についてアドバイスいたします。いずれにしろ、応募者が面接に集中できることを最優先にしてサポートを行っています。
3.今後の法務転職環境の見通し
現在募集を継続している企業や法律事務所は、非常事態の中でも採用をスムーズに行おうと努力している組織であり、逆境に強く、今後の成長が期待できると考えられる企業です。応募する側にとっては、「今後成長する企業を見極めるチャンス」とも考えられます。
先行き不透明な状況で不安に思う方もたくさんいらっしゃると思いますが、流動的な状況にあわせて情報網を広げ、変化に柔軟に適応できる人こそが、2020年の転職環境を勝ち抜く人材だと思います。
記事提供ライター
東京大学卒業後、2009年に司法試験に合格。弁護士として知的財産業務、企業取引等のビジネス関連の業務を扱う。現在は海外に在住し、法律関連の執筆や講演を行う。
