転職エージェントを活用した場合の法務転職スケジュール【前編】|法務・パラリーガル・弁理士・知的財産の転職・求人情報なら「法務求人.jp」

転職ノウハウ

転職エージェントを活用した場合の法務転職スケジュール【前編】

目次
  • 1.ステップ①転職エージェント会社への登録

  • 2.ステップ②転職エージェントとの面談(数日以内)

  • 3.ステップ③応募先企業のセレクト、応募書類の準備(約1週間)

  • 4.ステップ④書類選考(1週間〜10日間)

転職エージェントを使って転職活動をする場合、どのようなスケジュールで進んでいくのでしょうか?一般的には、
①転職エージェント会社への登録、②転職エージェントとの面談、③応募先の選定、④書類選考、⑤採用面接、⑥内定・オファー面談、内定応諾⑦現職への退職交渉、という流れで進みます。
前編・後編の2部作になっております。

それでは、どのステップにどのくらいの時間がかかるのでしょうか?今回は、法務業界に特化した転職エージェントが、転職エージェントを使った場合の転職スケジュールについて詳しく説明します。「転職エージェントに依頼するかどうか迷っている」という人や、「転職エージェントに依頼するメリットが分からない」という人は、参考にしてみてください。

1.ステップ①転職エージェント会社への登録

まずは転職エージェント会社に登録します。転職エージェント会社は、1社に絞る必要はありません。複数登録しておいて、セカンドオピニオンとして利用することもできます。ただし、あれもこれも登録していると、情報過多になってしまいます。多くても2〜3社程度におさえましょう。内定までのスピードを重視する人は、1社に絞ることがお薦めです。数社の転職エージェントに登録していると、面接のスケジュール調整が難しくなり、転職先が決まるまでに時間がかかってしまいます。

それでは、どうやって転職エージェント会社を絞ったら良いのでしょうか?転職エージェント会社には、大きく分けて2種類あります。「法務業界に特化した専門転職エージェント」と「法務部を含む全職種を幅広く扱う総合転職エージェント」です。専門エージェントを使うメリットは、現場での情報を持っていることです。C&Rリーガル・エージェンシー社のように法務部に特化した転職エージェントは、法務部に所属されている方と直接会って打ち合わせをしています。このため、「現場でどのような人材が求められているか」を正確に把握しています。法務部で働いている人の年齢構成や人柄はもちろんのこと、法務部の方針も頭に入っています。

これに対して、一般的な総合転職エージェントは、人事採用担当と打ち合わせを行います。総合転職エージェントは、営業職や管理部門系職、各種エンジニア職等の全職種を幅広く扱うので、人事から一括して情報を収集します。このため、法務部で実際に働く人の声を直接聞いておらず、法務部が求める人材を細かく把握していないことがあります。一方で、総合転職エージェントを使うメリットは、法務部以外の求人を数多く持っているという点です。「法務部だけでなく営業や人事にも興味がある」という人や、「いくらでも時間がかかっていいから、たくさんの選択肢の中から自分で選びたい」という人には、総合転職エージェントが向いているかもしれません。

いずれの転職エージェントを選ぶにしろ、「ご自身のキャリアを理解してくれる転職エージェントを選ぶこと」が大切です。ご自身のキャリアやスキルを理解してもらうことができれば、希望に即した求人をセレクトしてもらうことができます。

2.ステップ②転職エージェントとの面談(数日以内)

転職は重要なターニングポイントなので、転職エージェントと直接会って相性を見極めましょう。平均的な面談時間は約50〜60分です。遠方にお住まいの方や海外在住の方は、電話やWEB面談も可能です。面談の際に履歴書や職務経歴書を持っていく必要はありませんが、簡単に経歴をまとめたメモを持っていくと、話がスムーズに進みます。

信頼できる転職エージェントかどうかを見極めるポイントは、「自分にとってのデメリットをきちんと説明してくれるか」です。転職活動では、「自分の強み」を売り込むことに意識が向きがちですが、自分の弱みを把握することも大切です。自分の弱みを知ることで、どのような企業に応募するべきかが見えてくるため、効率的な戦略を立てることができます。このため、面談の際に自分の弱みやデメリットについてきちんと説明してくれる転職エージェントは信用できます。

3.ステップ③応募先企業のセレクト、応募書類の準備(約1週間)

ご自身の転職希望時期にもよりますが、面談時または数日以内に求人の紹介があります。履歴書と職務経歴書を作成しながら、応募先をセレクトします。転職エージェントは募集要項に書かれていない情報を持っていることがあるので、応募先に迷った場合は転職エージェントに相談しましょう。

応募書類の作成には時間がかかりますが、書き方を工夫することで書類通過率が上がります。履歴書や職務経歴書の書き方が分からない方は、転職エージェントに相談してください。転職エージェントは書類でのアピール方法を熟知しているので、転職エージェントの持っているノウハウをどんどん活用しましょう。

4.ステップ④書類選考(1週間〜10日間)

応募書類を準備したら、転職エージェントを通じて応募します。転職エージェントが書類に不備が無いかを確認したうえで、推薦文を付けて相手先に提出してくれます。

早い会社であれば数日以内に連絡が来ますが、1週間から10日間程度かかることもあります。このため、1社ずつ応募していると、書類選考を待つ期間が長くなり、転職先が決まるまでに時間がかかってしまいます。早く決めるためにも、同時に4〜5社程度応募しておくことがお薦めです。複数応募しておくと、内定を複数もらって比較検討できるというメリットもあります。あくまで一般的な目安ですが、4〜5社程度応募すると、2〜3社は面接に進みます。

記事提供ライター

元弁護士 ライター
東京大学卒業後、2009年に司法試験に合格。弁護士として知的財産業務、企業取引等のビジネス関連の業務を扱う。現在は海外に在住し、法律関連の執筆や講演を行う。

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