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【未経験からの法務転職_成功事例】 司法試験不合格をチャンスに変えて、法務未経験者でもポテンシャルで高評価

ロースクール修了後に司法試験に数回挑戦した後、28才のときに「30才になる前に法務実務を経験したい」という思いで就職活動を始め、わずか2ヶ月で3社から内定を得た方のストーリーです。20代後半で法務実務経験がなかったにも関わらず、ご自身のキャリアイメージを固めて就職活動の「軸」を作ったことにより、面接官からビジョンの的確さを評価され、ご自身の希望する職場に就職を果たしました。

1.まずはアピールポイントを分析してキャリアイメージを確立する

私は社会人経験がなかったため、まず第一に「実務経験以外にアピールできるものは何か」を分析することから始めました。その結果、自分の強みは「何事にも勤勉に取り組むこと」「今後も学び続ける意欲があること」「法律を学んでおり法律体系を理解していること(法的素養があること)」だと考えました。このアピールポイントに合わせて、キャリアプランも考えました。具体的には、「幅広い業務に挑戦して法務スキルを磨き、5年以内に国内契約法務を一人でこなせるレベルになる」というものです。

自分のキャリアイメージを固めたことは、結果として面接対策にもなりました。例えば、「国内の契約法務を一人でこなすスキルを5年以内に身につけたいので、御社のように一人ひとりの仕事の幅が広い職場に身を置きたい」というように、面接官の求める答えを自然と出すことができました。自分のキャリアイメージに合わせて嘘偽りのない回答をしたので、印象も良かったと思います。面接官からは、「将来のビジョンをしっかり持っているということは、現状を冷静に分析する力があるということだ」と評価していただきました。

キャリアイメージを固めておくことは、面接での自信にもつながります。とはいえ、社会人経験のないロースクール修了生にとって、自分が会社で働く姿を具体的にイメージするのは難しいことだと思います。私の場合は、エージェントのアドバイスを受けながら徐々にイメージを固めていきました。

2.応募企業は選り好みせず、とにかくリサーチする

キャリアプランとして「個人の法務スキルを高める」という目標を掲げていたので、一流企業の大規模な法務部に身を置くよりも、少数精鋭で幅広い業務をこなす職場が良いと考えました。実は、就職活動を開始した当初は、大手企業や有名企業に入ることしかイメージしていませんでした。しかし、自分のキャリアプランとして中小規模の法務部が合っていることや、そもそも20代後半かつ社会人未経験であるため応募できる求人が少ないことにより、選り好みをせず幅広く選択肢を持つように心がけました。

応募できる求人が少ないという現実を知ったときは、正直悔しい思いもありましたが、自分のキャリアプランを確立した後は、大企業にこだわる気持ちは薄れました。最終的には、大手企業を含む3社から内定をいただいたのですが、自分のキャリアプランを考えたうえで、大手企業ではなく中規模の企業に就職しました。この結果からしても、企業の規模や知名度で選り好みをせず、大手企業以外にも応募しておいて良かったと思います。

企業研究をするうえでは、自分の知識だけで判断するのではなく、エージェントの持っている情報を最大限に活用しました。最近ではインターネット上にも情報が溢れていますが、ネット上の情報には真偽不明のものも多いので、注意が必要です。企業の雰囲気や仕事内容についてはエージェントが情報を持っているので、どんどん活用しましょう。

3.司法試験不合格はチャンスに変える

司法試験不合格がマイナスに評価されるのではないかという心配もありましたが、エージェントのアドバイスを受けて、「司法試験に向けて真面目に勉強し続けたということは、勤勉さを持っていることであるし、一般的な社会人未経験者とは違い、法律の体系を理解しているので入社後の立ち上がりが早いと評価される」と、ポジティブに転換することができました。面接の場では、「勉強することが好きであり、『就職後も学び続けたい』という向上心を持っている。これまで学んだ知識を実務に繋げ、早期キャッチアップを目指したい」というアピールにつなげました。結果として、面接官からは誠実さと地頭の良さ、法的素養を評価されたので、プラスに働いたと思います。

司法試験に挑戦した過去を見つめ直していると、司法試験への未練がこみあげてきて、転職のモチベーションが下がることもありました。一人では乗り切ることができなかったかもしれませんが、エージェントの言葉が支えとなり、最後まで就職活動を頑張ることができました。

4.これから転職活動をする方へのアドバイス

応募企業を選ぶうえでは、「数年後になりたい自分」をイメージして判断することが大切です。自分のキャリアイメージが固まっていない段階でやみくもに応募しても、上手くいきません。応募する前にキャリアイメージを確立して、自分の「軸」を作りましょう。自分自身で確たるイメージを持っていれば、応募先によって柔軟に調整できます。面接に臨むうえでも、自分の立ち位置をしっかりと把握して、応募企業に「どう響くか」を考えることができます。

就職活動で大切なことは、自分の知識や噂だけで判断せず、きちんと調べたうえで判断することです。企業の情報は自分一人で集めるには限界があるため、エージェントが持っている情報を活用すると効率的です。多大な労力を費やした司法試験を諦めるのは辛いことであり、未練を持ちながら就職活動をしている方も多いと思います。このような迷いがあると、志望度が低いことが面接の場で露呈してしまいます。自分の立ち位置をしっかり見極めるためにも、エージェントと二人三脚で就職活動を乗り切ってください。

記事提供ライター

元弁護士 ライター
東京大学卒業後、2009年に司法試験に合格。弁護士として知的財産業務、企業取引等のビジネス関連の業務を扱う。現在は海外に在住し、法律関連の執筆や講演を行う。

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