「法律事務所の事務職員・パラリーガル」や「企業の法務アシスタント」として派遣登録したい方へ｜法務・パラリーガル・弁理士・知的財産の転職・求人情報なら「法務求人.jp」

初めて「法律事務所の事務職員・パラリーガル」や「企業の法務アシスタント」の派遣社員として働くことをお考えの方にとって、派遣のシステムは分かりにくいかもしれません。派遣登録をすると、どのような流れで仕事が決まるのでしょうか？派遣社員として働くことにはどのようなメリットがあるのでしょうか？

今回は、法律事務所の事務職員・パラリーガル/企業の法務アシスタントの派遣登録を検討している方に向けて、派遣の流れやメリットについて紹介します。「どんな人に派遣登録がお勧めか」ということや、「人材紹介と人材派遣の違い」についてもご説明いたしますので、派遣の仕事に興味がある人は、ぜひ参考にしてみてください。

法律事務所の事務職員・パラリーガル/企業の法務アシスタントの人材派遣は、「派遣会社が雇用する社員を、事務職員やパラリーガルとして法律事務所に派遣する/法務アシスタントとして企業に派遣する」という制度です。

株式会社C&Rリーガル・エージェンシー社に派遣登録していただいた場合は、当社の派遣社員として勤務いただきます。実際に働く職場は法律事務所/企業のオフィスですが、あくまで当社のスタッフとして働いていただくため、お給料は当社からお支払いします。当社の親会社（クリーク・アンド・リバー社）が上場企業のため、福利厚生（保険等）は上場企業水準になります。

「人材紹介」と「人材派遣」ではどのように違うのでしょうか？違いを詳しく解説します。

人材紹介とは、正職員/正社員（以下正職員で統一）としての転職を目指している方をサポートするサービスです。当社に人材紹介として登録した場合は、転職エージェントが求人をご紹介し、応募書類の書き方や面接の受け答えについてアドバイスを行う等、転職活動を総合的にサポートいたします。経験者限定求人や高スペックを要求する求人が大半ですが、当社の専任エージェントが求人ごとに最適なサポートを実施しますのでご安心ください。内定を応諾した場合は、内定先と雇用契約を締結して、正職員として働きます。

人材派遣の場合は、派遣会社のスタッフとして勤務します。当社に派遣登録していただいた場合は、当社と雇用契約を締結したうえで、法律事務所の事務職員・パラリーガル/企業の法務アシスタントの人材派遣社員として派遣先の法律事務所/企業で仕事にあたります。

正職員と派遣社員の大きな違いとして、「働く期間が限定されている」という点が挙げられます。正職員の場合は、原則として雇用期間に定めがありません。派遣社員の場合は、契約期間が数か月、1年、2年、3年等に区切られています。派遣期間中に契約職員・正職員へ直接雇用切替となるケースもありますが、原則として、契約期間満了の場合は、契約更新されない限り勤務終了となります。もちろん、契約満了での終了が決まった方については、専任コーディネーターが次のお仕事を探すサポートをさせていただきますのでご安心ください。

なお、人材派遣社員として6ヶ月働き双方に合意が有った場合は正職員になることができる「紹介予定派遣」という制度もあります。もし「正職員として採用されてすぐに高い業務パフォーマンスを求められることには抵抗がある」「派遣から初めて徐々に慣れていきたい」とお考えの方には「紹介予定派遣」求人がお勧めです。

「法律事務所/企業で働きたいと考えているが、人材紹介（転職エージェント）に登録すれば良いのか、派遣登録すれば良いのか分からない」という方は、どちらに登録するべきなのでしょうか？



（１）人材紹介への登録がお勧めな方

人材紹介（転職エージェント）は、正職員として転職することを希望する方に向けたサービスです。このため、「正職員として長期的なキャリア形成がしたい」という方や、「責任感を求められる業務にも進んで取り組み、正職員として高い業務スキルを培いたい」という方は、人材紹介（転職エージェント）に登録することがお勧めです。

（２）派遣登録がお勧めな方

人材派遣の最大のメリットは、勤務スケジュールや勤務スタイルを柔軟に選ぶことができる点です。当社が取り扱う求人の中にも、週3～4日の時短勤務から週5日のフルタイム勤務まで様々な求人がそろっており、勤務スタイルを自由に設計することができます。「ワークライフバランスを重視して週3〜4日だけ働きたい」という方や、「子供のお迎えがあるので時短勤務がしたい」という方には、人材派遣がお勧めです。

また、「夫（妻）の転勤可能性があるので、長期で働けるかどうか分からない」という事情をもつ方や、「組織にしばられず自由に働きたい」「まず派遣として働くことで徐々にスキルアップを目指したい」という方にもお勧めです。

（３）どちらにもご興味がある場合は両方に登録いただくことも可能です

「正職員か派遣かで迷っている」という方は、両方に登録していただくことも可能です。両方に登録していただいた場合は、当社専任の転職エージェントと派遣コーディネーターがそれぞれ担当に付き、ご自身のご希望やご経験をお伺いして、ご登録いただいた方のキャリアやスキルにマッチした求人をご案内させていただきます。

初めて派遣登録をする方の中には、「そもそも派遣社員として働くメリットは何なのだろうか？」ということを疑問に思っていらっしゃるかもしれません。

派遣の一番のメリットは、勤務場所や勤務時間を柔軟に設計できる点です。派遣会社に希望の勤務条件を伝えておけば、その条件に合う求人を案内してもらうことができるため、「司法試験の勉強の合間に法律事務所で働きたい」という方や、「子供が小さいうちは週４日だけ勤務したい」という方も、ご希望に合う勤務スタイルを見つけることができます。

もう一つのメリットとして、人材紹介求人と比べると未経験者ＯＫの求人が非常に多いことが挙げられます。正職員の場合は即戦力性が求められるため、第一に「一定年数の実務経験」が重視されます。他方、派遣の場合は未経験でも応募できる求人が多く、「未経験から法律事務の仕事にチャレンジしたい」「未経験だが法学部やロースクールでの知識を生かして法務アシスタントとして働きたい」という人にもチャンスが開けています。

実際に、当社に派遣社員としてご登録いただいている方の中にも、法律事務未経験の方がたくさんいらっしゃいます。企業で一般事務をしていた方や、営業事務のお仕事をしていた方等、バックグラウンドは様々です。法律事務にご興味のある方は、是非、未経験の方でもお気軽にご登録ください。

派遣登録してから法律事務所/企業で働くまでは、どのような流れになるのでしょうか？

まずは、申込みフォーム（※1）からご登録ください。ご登録から数日以内に、当社の専任コーディネーターがご連絡いたします。ご都合の良い日程をお伺いしたうえで、専任コーディネーターとの面談を設定いたします。遠方の方やお仕事がお忙しい方は、電話やオンライン会議システム（Zoom（ズーム）等）で対応いたします。面談の場では、専任コーディネーターがご登録者様のご経験やご希望を詳しくお聞き取りして、キャリアコンサルティングを行います。ご希望の勤務条件やお仕事をするうえでのお悩み等がある場合も専任コーディネーターにお伝えください。

専任コーディネーターとの面談が終了したら、履歴書・職務経歴書の完成度を確認したうえで求人のご案内をいたします。ご興味のある求人があれば、応募手続きに進みます。応募する際に提出するプロフィールシートでは、氏名や年齢・住所等はマスキングしておりますので、個人が特定される心配はありません。現職についても具体的な会社名は記載せず、「金融機関」「製造業」というように表記し、情報保護にも配慮しています。

次に、応募先の法律事務所/企業との顔合わせ（人材派遣では紹介予定派遣を除き、事前面接行為は禁止されているため、代わりに職場見学といくつか就業における確認を行うこと）を行います。顔合わせの場では、これまでの職歴に関する質問や、勤務条件の確認等が行われます。顔合わせには専任担当が同席しますので、回答に困った場合には専任担当が適宜フォローいたします。

法律事務所/企業のお仕事が決まったら、就業開始です。就業開始後にも、専任コーディネーターがご登録者様のお仕事の状況やお悩み等を定期的にヒアリングして、きめ細かくサポートいたしますのでご安心ください。

今回は、初めて法律事務所の事務職員・パラリーガル/企業の法務アシスタントとして派遣登録する方に向けて、派遣制度の流れやメリットについてご説明しました。
株式会社C&Rリーガル・エージェンシー社は、法曹業界に特化した人材派遣会社として、数多くの法律事務所の事務職員やパラリーガル、企業の法務アシスタントの求人を取り扱っております。大手大規模法律事務所からアットホームな小規模法律事務所まで、そして一部上場企業からベンチャー企業までの幅広い求人を扱っていますので、ご登録者様のスキルやニーズに合わせた求人をご案内いたします。

当社の派遣登録は、法律事務所/企業のお仕事に興味がある方であればどなたでもご利用いただけます。法律事務未経験の方も、どうぞお気軽にご登録ください。

元弁護士　ライター
東京大学卒業後、2009年に司法試験に合格。弁護士として知的財産業務、企業取引等のビジネス関連の業務を扱う。現在は海外に在住し、法律関連の執筆や講演を行う。