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agent秘話

これからの弁護士に要求される「英語スキル」 その重要性とは

近年では著しく社会のグローバル化が進んでおり、弁護士業界も例外ではありません。
この流れにおいて弁護士が効率的にキャリアアップしていくには「英語スキル」が必須といって良いでしょう。

今回は弁護士にどのような「英語スキル」が要求されるのか、英語力が弁護士の転職・キャリアアップに与える影響について、エージェントに聞いてみました!

英語スキルは転職に大きな影響を与える

インタビュアー
弁護士に英語スキルがあるかないかで、転職活動に影響はあるものでしょうか?

エージェント
大いにあります。特に近年その傾向が強くなってきているように感じます。
特に重視されるのは、インハウスや企業法務系の法律事務所です。感覚的ではありますが7割程度の企業・事務所が何らかの英語業務の経験やスキルを要求していると感じます。
一方、民事系の法律事務所においてはその限りではありません。外国人問題を取り扱っていても、個人の刑事事件や在留資格、国籍問題、国際結婚や離婚、外国人雇用などを扱う事務所ではそれほど高い英語スキルは求められません。

企業法務に携わりたい弁護士の先生には英語力が必須と実感しています。

インタビュアー
英語力がないと、応募できる企業や事務所が少なくなると言えそうですね!

エージェント
そういう面も、もちろんあります。

英語力がないと、キャリア形成でも不利になる可能性が高い

インタビュアー
英語力があるかないかで弁護士のキャリアアップに影響が及ぶのでしょうか?

エージェント
はい、影響します。現在でも、大手企業の法務の責任者や企業系の法律事務所でパートナーの多くは国際法務経験が非常に豊富ですし、海外マネジメント経験のある方も多数おられます。
これは裏を返せば国内法務のみで経験の幅が狭い弁護士の場合、企業内でも事務所内でも相応のポジションを得ることが難しいことを意味します。弁護士が企業内、事務所内でより上位のポジションを獲得しキャリアアップしていくには、英語力が必須といえるでしょう。

英語力があると報酬面でも優遇される

インタビュアー
弁護士に英語力があるかないかで報酬面も変わってくるのでしょうか?

エージェント
企業でも法律事務所でも、大きく変わるケースが多くなっています。
それは「市場」の大きさを考えれば想像がつくかと思います。国内市場と国際市場は、動いているお金の量も案件数もまったく違います。国内案件に限られると、どうしても得られる利益(売上げ)自体が小さくなり、弁護士個人の手元に入ってくる金額も当然小さくなります。一方グローバルな案件に関わると市場が大きく1つ1つの案件の売上額も高額になりやすいので、弁護士に入ってくる給与等の金額も当然大きくなります。

海外経験者とそうでない人を比較すると、人材としての市場価値がまったく異なります。今後もこの傾向は益々高まっていくと予想しています。

具体的に、報酬面はどのくらい変わるのか

インタビュアー
だいたいでも良いのですが、英語力があるかないかで具体的な報酬額はどのくらい変わるものか教えてもらえるとありがたいです。

エージェント
企業なら英語力がないと年収1,000万円を超えるのは難しくなります。
法律事務所の場合、英語力があれば将来的に2,000万円以上も狙えますが、なければ1,000万円台やそれ以下が相場です。

弁護士が英語力をつけて市場価値を高める方法

インタビュアー
弁護士がキャリアアップのために英語力をつけて市場価値を高めるには、何から始めたら良いでしょうか?

エージェント
市場で求められるのは「実践経験」です。まずはインハウスや渉外事務所で生きた英語に触れ、英文契約書の作成や外国人ローヤーとの交渉などの経験を積みましょう。
できればファーストキャリアから英語を活用する企業や事務所に入り、もしも今そういった環境にないのであれば早期に転職を検討されるようお勧めします。年数が経過すればするほど、転職先で求められる英語スキルが高くなってきて対応が困難となります。

また海外のロースクールへの留学経験は非常に重要視されます。企業でも事務所でも留学制度のあるところを選ぶとキャリアアップで有利になるでしょう。

企業や事務所に入った後の自己研鑽も必要です。TOEICの受験で高得点を狙ったり英会話・英文契約セミナーに参加したりしてみてはいかがでしょうか。

英語スキルを獲得する際の注意点

インタビュアー
弁護士が英語力を獲得してキャリアアップを目指すとき、注意点はありますか?

エージェント
「実務経験」が重視されることです。たとえばTOEICがフルマークであったり帰国子女で日常会話等について高い英語力を持っていたりしても、「ビジネス経験」がなければ評価につながりません。採用時には英文契約の経験があるか、英語での電話や面談での直接交渉が可能かなどを確認されます。
1年目などの若手ならポテンシャルでみてもらえますが、3年目程度ともなれば具体的な経験が必要です。
将来のためにTOEICを受けよう、というスタンスではキャリアアップは難しく「実際に英語でビジネス経験ができる場所」へ飛び込んでいく必要があると思います。


企業法務で将来のキャリアを積み上げたい方は、英語力の習得やスキル向上が必須といえそうですね!仕事の幅や報酬面でも大きな違いが出てくるようです。ぜひとも今後の参考にしてみて下さい。

インタビュアー

法律ライター 元弁護士

京都大学在学中に司法試験に合格、弁護士登録
勤務弁護士を経て法律事務所を設立、経営
現在は弁護士の実務経験を活かし、多数の法律メディア、法律事務所、弁護士などの法律関係者向けのメディアなどで執筆業を行う。

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